
昔の小学校にはよく建っていた、あの二宮金次郎像ですが、最近変化があるそうです。
「子供が働く姿を勧めるのは、現在の教育方針にそぐわない」「歩いて本を読むのは危険」
「戦時教育の名残ではないか」などと非難されているそうです。
特に歩きながら本を読んでいる姿が「歩きながらのスマホを肯定するのではないか」とされ、座って読んでいる姿に変更されているとか。

先日行った旅行先にあった像でも、確かに座っていて、違和感がありました。
私は、特別この像に思い入れはないのですが、そんな理由で否定するのはどうなのかな〜という感じです。
二宮金次郎は、本名尊徳と言って、江戸時代後期、農村の復興に尽力した人物で、およそ600もの村を復興に導いたと言われています。
協同組合運動の先駆けとして「報徳思想」と言われる道徳と経済の両立を唱えました。
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」という名言があります。
まあ、時代の流れといえばそうなのでしょうが、今では、像が立っている小学校自体、見かけなくなっています。
何をした人物なのかも知らない方が多いのではないかと思います。
(私もこのブログを書くのに改めて調べてみました)
南房総市の旧保田小学校を改装した道の駅にはしっかり建っていて、皆さん写真を撮っていましたので、やっぱり二宮金次郎像は昔の小学校のシンボルなのではないでしょうか。
コメント