寒くなってくると、温泉が恋しくなりますが、千葉県には火山がないので、実は“温泉ではなく鉱泉”が多いんです。
「鉱泉」は、温度が25°C未満の冷たい天然水が湧き出たもので、温泉と同じようにミネラル成分が含まれています。
お湯は加熱していることがほとんど、とはいえ、これがまた侮れなくて、じんわり体に染みる優しいお湯が多いのが千葉の魅力でもあります。
たとえば房総方面の鉱泉は、地層をゆっくり通ってきた地下水が、ミネラルをたっぷり含んで湧き出していることが多く、無色透明でクセがないのに、お風呂から上がるとぽかぽかが長続きします。
肩こりや冷え性でガチガチになった体が、ふぅ〜っとゆるむような、あの幸せな感覚。
刺激が少ないので、子ども連れでも安心して入れるのが個人的にはポイント高めです。
そして千葉の“鉱泉宿”のいいところは、温泉地みたいな派手さはないけれど、静かで落ち着く雰囲気が多いところ。
南房総の小さな旅館なんて、夕食に出てくる海の幸が本当においしくて、お風呂→ご飯→こたつ→寝る、の無限ループに入りたくなります。
派手な観光というより、“気持ちを休めに行く旅”にぴったりなんですよね。
それに、千葉の宿は海が近いので、“朝起きて布団のまま潮風を感じる”というご褒美が待っている所も。
温泉がないことを残念に思う人もいるけれど、むしろ千葉は「しみじみと体を整える旅」が楽しめる県なんだと思います。
冬場は特に空気が澄んでいて、星空もきれい。
温泉ではないけれど、自然の中でゆっくり体を温める時間って、意外と贅沢なんですよね。
観光がてら立ち寄り湯を楽しむのもよし、コスパの良い宿で一泊してのんびりするのもよし。
肩の力を抜いて、ゆっくり休みに行く旅先として、ぜひ遊びにきてください。


