千葉県立美術館からメールが届きました。
文化交流の一環としてオランダ出身の写真家の展示をするお知らせです。
そのオランダとの交流第一弾として、2年前に千葉県立美術館で開催されていた「テオ・ヤンセン展」。
正直、それほど期待せずに行ったのですが…良い意味で裏切られました。
あれ以来、風が強い日に「ビースト、歩くかな…」とつい想像しちゃうくらい(笑)
入口に入った瞬間、巨大な骨格のようなビーストが目の前に現れます。
形は昆虫の脚のようでもあり、恐竜の骨格のようでもあり、でもどこか愛嬌があって不思議。

しかも素材は“プラスチックの細いチューブ”。あれで本当に歩くんですから、驚きです。
展示室の奥では、スタッフの方が実演をしてくれて、巨大なストランドビーストが、ゆっ…くりと脚を動かして歩き始めた瞬間、会場中がざわつきました。
「機械」というより“風に生かされる生き物”という感じで、なんだか命が宿っているようにも見えてしまうんです。
私もついスマホで動画を撮りながら「すごい!」ばかり言っていました(笑)

海岸で風に吹かれて動いているビデオも流されていて、実際に海岸で出会ったらどんなに楽しいだろうと思いました。
ほかにも、小型のビーストに自分で風を当てて動かせるコーナーがあって、これがまた楽しい。
団扇で風を送っただけで、カタカタカタ…と脚が動くのが面白くて、何回も試してしまいました。
機械なのに生き物ぽくて、でも無機質で、どこか可愛い、その絶妙なバランスがクセになるんですよね。
テオ・ヤンセン作品は、アートでもあり、科学でもあり、生き物でもある…という唯一無二の世界観。
美術館での体験はもちろん、関連本やモデルを家で楽しむと理解が深まり、また展示に行きたくなります。
千葉で次回開催があったら必ず行きたい展覧会のひとつです。


